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2012/09/01

大坂の便利屋8787(はなはな)さん「うわっ 何ですか?」

大坂の便利屋8787さん「うわっ 何ですか?」


「うわっ 何ですか!」

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この悲鳴を聞くのは約1年ぶり。
今日は大坂の便利屋8787(はなはな)さん と一緒に仕事だ。

うちの大将(神戸の便利屋333)から「大きい用事があって行かれへん。8787さん と二人で行ってくれんか」との連絡。
場所は神戸と大坂の中間。
仕事は引越し。ただし家具などを運んだあとの衣類などの移動のみとの事。
僕は相変わらずパソコンの前に座っている毎日なので、ホイホイと二つ返事。
だが、1年前の8787さん の「うわっ 何ですか!」の悲鳴の連発を思い出してちょっと不安になった。



「うわっ 何ですか! ゴミだらけですやん」
これが8787さん の悲鳴第一号
「当たり前や、ゴミ屋敷にゴミがなかったら、ただの家や」
と大将。
あるいは
「うわっ 何ですか! タンスつぶすんですか」
「当たり前や、このままでは運ばれへんやないか」
確か、8787さん 、便利屋デビュー3日目ぐらい。
神戸の大将の仕事見習いで現場に入った時のこと。
僕はあの時「うわっ 何ですか!」を聞くたびに、くすくす笑ったものだった。



さて、僕と8787さん
プチ引越しの依頼人の家に入るなり
「うわっ なんですか!」
いきなり8787さん 、いつもの大きな悲鳴をあげた。
見ると、家にはまだちゃんと家具がある。
「家具は全部運んで、後はダンボールと服だけちゃいまんのか」
手をばたばたしながら8787さん
「いやね、引越屋と折り合いがつかなくて結局この通りなんです」
家に入ると普通に家具があって普通に生活をしている状態。

まさかこんな状態だとは思ってはいなかったので、僕らはワンボックスカーだ。
僕は8787さん に『帰ろう』と目配せをした。
しかし、8787さん 、キッパリと首を横に振り
「ご主人、今から大きいトラック、レンタルして来ます。もちろんトラック代はかかりまっせ」
「そりゃ、しょうがないですけど、どれ位でいけますか」
「トラックのレンタル代合わせて○○円ですわ」
その値段は僕が考えた値段よりだいぶ安い。
依頼主は意外な顔をして
「それならお願いします」
どうやら、この依頼主、これまで引越屋と値段が合わずにモメて今日に至った様だ。

それからの8787さん の行動力には驚かされた。
まず、レンタカーの手配。
次々とレンタカー会社に携帯で電話をかける。
続いて人の手配。
「○○くん、今からすぐ来れるか?人手が足らんのや」
ものの10分ほどで段取りは終わった。
「ほな、トラック借りて来ますわ」

僕と依頼主は暑い日差しの中、8787さん の帰りを待った。
8787さん の乗ったトラックが現れ、スタッフが揃った時、依頼主は泣きそうな顔をしながら喜んだ。

さっそうとトラックから降りてきた8787さん は依頼主に深々と頭を下げ「すみません、時間とらせまして。今から仕事、はじめます。さあ、みんな、がんばろか」



無事に仕事を終えて、僕は言った。
「すごく要領よかったね」
「いえいえ、ほんまわ、気持ちパンパンでした」
「そうは見えなかったよ」
「頭、クルクル状態でした。そやけど、今、むちゃ、気持ちいいですわ」

『どうして、あんなに安い値段で請けたの』
『どうして、携帯にレンタカー屋さんの番号、たくさん入れてたの』
『どうして、スタッフがすぐに来たの』
そんなヤボな事は聞かなかった。
あれから1年、8787さん はいろんな現場で「うわっ 何ですか!」「うわっ 何ですか!」と叫び続けてきたのだろう。
その叫びは毎回、経験値になって、こうやって1年たった今、毅然とした便利屋の大将になったのだ。

こうやって、8787さん との仕事の記事を書きながら、今日も大坂のどこかで、新しい「うわっ 何ですか!」の叫びを放っているだろう8787さん を想像している。

もちろんもう僕は決して「うわっ 何ですか!」を笑いはしない。






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