2012/03/08

夜逃げの引越し!

夜逃げの引越し

この話は、僕はまったく現場に行っていません。
ただ、電話を取り次いだだけの話。

電話の内容はと言うと
「マンションに備え付けのクローゼットの扉が壊れているので直してほしい。それも今すぐ来てほしい」若い女性の声でした。
いつもの様に便利屋の大将にTEL。
ところが、忙しいのか便利屋の大将、なかなか電話に出ません。
とりあえず先方の電話番号は控えておいたので「すみません、修理の担当と連絡が取れないので、もう少し待って下さい」と、一応現状を報告。

夕方、ようやく大将と連絡が取れたので、その旨を伝えると「今日の夜やったら行けるで」との事。
慌てて先方の女性にTEL。
「それなら夜の8時ちょうどに来て欲しい」
それを大将に伝える。

夜、8時に大将からTEL。

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「長塚はん、現場に来たけど鍵、かかっとるぞ」
と、かなりお怒りの声。
慌てて先方にTEL。出ない。
その旨、大将に報告。
「なんじゃい、ほな、帰るわ」

次の日の朝、またその女性からTEL。
「すみません、急に用事が出来て」
一応「困りますよ、スタッフが動くのは、ただじゃないんですから」と僕。
「すみません。急ぎなんです。今日の昼ちょうどにお願い出来ますか?」
また、大将にTEL。
「昨日の人、今度は今日の昼に来てくれって」
「今度すっぽかしたら承知せえへんで、と言うといてくれ」と大将。
そして、昼過ぎ時に大将からTEL。

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「長塚はん、今日はおったけどなあ、何か様子がおかしいで。クローゼットは確かに壊れとる。ただし、あれはゲンコツか硬い物で殴って割れた跡や。取り合えず、修理して乾かすまでに二日はかかる。ほんでなあ、暗い感じの女の人やったわ」
「それで、仕事にはなるんですか」
「一応、値段は納得しよった。かなり急いどるみたいやから明日、仕事にかかるわ。ただし、どうも様子がおかしい。念のため、そっちから電話かけて料金は前払いでないとあかん、て言うてくれへんか」
「了解しました」

次の日、大将からTEL。
「無事修理は終わったで。お金も前金でもろた。あと、明日、接着剤がちゃんと付いとるかの確認だけ行って来るわ」
ふー、よかったよかった。
無事、仕事は終わりました。

と、次の日、大将からTEL。

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「正解やった」
「何が正解ですか」
「ワシの勘はするどい」
「意味わかりません」
「家具,あれへん。あんだけあったタンスやらベッドやらが、すっかりあれへん、もぬけの殻や」
「もぬけの殻?」
「そうや、夜逃げや夜逃げ」
「夜逃げ?」
「そうや、女の人な、顔にアザあったんや。どうも殴られた跡や」
「と言う事は、クローゼットの穴と言うのは……」
「一緒に住んどる男が暴れたんやろなあ」
ああ、それで男と鉢合わせしないように度々時間を変えたり、居なくなったりしたわけか。
多分、大家さんにはこっそり引越しを告げていたんだろう。そして、マンションに据付のクローゼットは直してくれと言われて、慌ててウチに連絡してきたんだろう。
そして同居の男が居ない隙を見計らって「夜逃げ」

確かに便利屋の大将の勘は当たった。
ただし、その勘をもうちょっと僕にもお金儲けに繋がる様な仕事に使ってほしい。
一体、僕はこの3日間でどれほど電話に時間を費やしたか……。

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